先週7月24日(金)、下関市議会議員研修会「人が訪れたくなる商店街・まちなみを考える~商店街活性化プランの勘どころ~」で講師の堀 繁氏(東京大学 アジア生物資源環境研究センター長)は、「いいまちの条件」の一つはホスピタリティ表現だと言う。人間を大事にしているメッセージが強く伝わるまちがいいまちなのだと。まちの中でゆっくりと楽しくくつろいでいる人がいる、そんな状況を創り出すことが大切だ。道と沿道(建物)を比べれば、道こそが重要なのだと、ベンチの数と密度が重要だと。
昨年からエキマチ下関が少ずつ進めている「エキマチオープンカフェ(オープンテラス)」を盛り上げるためにランチタイムコンサートやフリーマーケットをイベント的に開催しているのですが、このエキマチ広場は、元はと言えば通路。その「道」を周辺の事業者、市民と一緒になって楽しい人々の姿が借景となるような雰囲気作りを目指しています。
そしてもう一つ。いいまちはオシャレでなければならないと。オシャレとは具体的には照明効果があるそうです。これもエキマチが昨年から取り組んでいる夜間景観の魅力度アップのためのイルミネーションが当てはまるような気がします。
こうして、来街者が楽しく過ごせるようなベンチやオープンテラスの設置でホスピタリティを表現し、市民を温かくおもてなしをする。そして若い女性たちにオシャレなまちだと感じてもらえるようなイルミネーションによる夜間景観の魅力創造。そこにいけば楽しくリラックスすることができる、という滞留空間(拠点)の創造へ。
まさに堀教授の言われる「人が訪れたくなるまち」に、少しずつでも近づけるよう、エキマチ下関はコツコツと今年も努力してまいります。そして、そんな思いが市民一人一人に、これまた少しずつ広がっていくように、みんなで力を合わせていきたいと思っています。